清潔・軽い・暖かい。アレルギーをおこしにくい。

ポリエステルとは?特徴は?

ポリエステルは石油を原料として化学合成された繊維です。
特徴としては、軽くてかさ高性に優れ、耐久性もあり、衛生的です。
繊維自体からのホコリの発生がなく臭いも出ません。
天然繊維に比較して、吸水性が低いので洗濯にも適しているのですが、汗の吸収性が低く、ムレ感を感じることがある。

ポリエステルの特徴 
1.強度・磨耗に非常に強いナイロンに次ぐ強度の強さがあり、耐磨耗、耐久性に優れています。
2.弾性力があり、ハリ、コシがあるかさ高性があるので、ふっくらと軽い。(熱による収縮がある)
3.比熱、熱伝導率が小さい羊毛などと高混紡しても風合い、機能性を損ねることがない。
4.繊維自体の抵抗力が強い油類、カビ、虫、細菌などに影響されず、耐薬品性がよい。
5.耐熱性が高い羊毛同様に燃えにくい繊維。(ガスの発生はある)
6.吸湿性が低い吸湿性が低いので濡れても乾きやすい。
7.静電気を帯びやすい静電気によりホコリや花粉を寄せ付けることがある。(綿100%のカバーを使用するなどの対応が必要) 

ポリエステルが軽くても暖かいのは、かさ高性(ボリューム)によるものです。
一般的に1.5~2.0kg程度の重量のふとんが多いようですが、何kg入りを目安にするより、何センチの「かさ高」があるのか? が、ポリエステル素材では、重要になってきます。
それは、空気の量(かさ高)で保温性が左右されるからです。

注目のポリエステル

アレルギー患者の増加に伴い、ハウスダストやダニの被害に悩む人が増えている。アレルゲンの原因としてダニ・バクテリア・カビ・花粉などが挙げられてる。
ぜんそくの発作は明け方頃に多く、ダニに刺される被害は就寝中に多い。
そのため、寝具に改善を求められるようになってきている。

家庭で洗えるポリエステル

ほとんどの寝具は家庭で洗えず、専門業者による丸洗い(水洗い)になりますが、ポリエステル素材のふとんは、家庭での洗濯が可能です。

アトピーやぜんそくの予防として、日光殺菌や掃除機での吸引より水に通して洗うことが有効であるため、今、注目されています。(ただしタンブラー乾燥は不可の製品が多い)

*家庭用の洗濯機(6kgタイプ)でも洗えるようになってきている。

進化しているポリエステル

ポリエステルわたの欠点が改善され進化している。

高機能ポリエステル

高機能ポリエステル 
1.抗菌防臭加工黄色ブドウ球菌などの増殖を抑え、臭いを防ぎます
2.制菌加工菌の増殖を抑えます。
3.防ダニ加工ダニを寄せつきにくくします。
4.消臭加工アンモニア、酢酸、腐敗臭などの臭いを少なくします。
5.吸汗加工汗などの水分を吸着します。
6.吸湿性加工湿気を吸着します。
7.芳香加工植物などの香りがします。
8.遠赤外線加工遠赤外線を放射して保温効果を高めます。
9.難燃加工燃えにくいだけでなく、有毒ガスを発生させない。
10.羽毛タッチ加工独特のぬめり、風合いがあり洗濯耐久性にすぐれています。
11.VOC 対策加工シックハウスなどに対応する化学物質を吸着します。
12.マイナスイオン加工使用中の摩擦でマイナスイオンが発生する。

*特殊加工は繰り返し洗濯試験(50回)において効果が認められているが、寝具としての性格上(寝心地など)3~5年を目安に買い替えが必要です。
ただし、寝具の痛み具合には個人差があるので、専門店に相談するとよい。(ポリエステルわたの場合、打直し加工はできなくはないが不向きである)

*特殊加工は太陽光に当てても効果に問題はない。ただし、湿気を含みにくい性質なので、1時間程度日干しするだけで充分な殺菌効果を得ることができる。

ポリエステル製品の寝具

ポリエステル製品の寝具 
1.掛ふとん通常の掛ふとん、肌掛ふとん、夏掛ふとん
2.敷ふとん固わた入り敷ふとん(ポリエステルを熱でフェルト化した物)、ベッド用パッド
3.コタツふとん掛・敷(消臭加工や遠赤加工、難燃加工が多い)
4.座布団クッション的なものが多い
5.マクラまくら、抱きマクラ、背当てまくら
6.マットレス固わたマット(ウレタンを使用しないタイプ)

*ポリエステルは、コットンやウール原料とのミックス、ポリエステル単体で使用されるもの、固わたとして他の素材との組合せで使用されるものなど、幅広く使われている。